主審のお仕事
主審をするにあたり、一番気を付けてほしいポイント
主審は【観戦】でもなければ【応援】でもないというのが気を付けたいポイントです。
ボールの動きは気になりますが、
ここはぐっと我慢して、主審の見るべきポイントについて解説していきたいと思います。
心構え
ボールがコートに入ったか?を見るのは線審のお仕事と割り切ってください。
もちろん、最終判断は主審で、その判断が絶対となります。間違ったって良いです。
副審が見るべき所も副審にまかせっきりでいいと思います。
主審が見なければならない所は、ほかの誰も見ていないという気持ちで責任もって見ていきましょう。
どんな競技でもそうですが、主審のジャッジメントが絶対で、くつがえる事は絶対にないと肝に銘じて臨みましょう。
間違えちゃったかも?と思ってしまっても、もう忘れましょう。
そんなことも含めてそのゲームだったと流すしかないのです。
なので、片方のチームに有利な判定をしないということも大事になってきます。
試合前の準備
- チームキャプテン立ち合いでサーブとコートを決めます。
- オーダーシート(めだま)を提出してもらい副審から記録係へ
- 両チーム合同でアップするかの確認をします。
- ボールやアンテナ、ネットの張り具合など確認。
- コートの周りの危険が無いか確認。
- 時間になったら両チーム登録選手全員を整列させて開始合図します。
- コートの選手の確認が終わり次第サーブ許可します。
見るポイント
サーブを促す前 | ・隣り近所からの危険が無いことの確認。 ・プレーヤー(4人づつの8人)がコートに入っている事の確認。 ・靴紐などがほどけていたら、待ってあげても良いでしょう。 ・明らかに時間稼ぎなどは警告出しても良いです。 |
サーブを合図した後 | ・笛が鳴って8秒以内でサーブを打つ確認 ・サーブ側のアウトオブポジションになりそうな所の確認。 ・サービスラインを踏んだり踏み越えていないかラインズマン確認。 ・レシーブ側にアウトオブポジションが無かったか副審確認。 ・ボールがネットに当たっていなかったか確認。 |
レシーブした側の動き | ・ネットに近いプレーはタッチネットやパッシングセンターラインを見る。 |
ネット上でのやりとり | ・オーバーネットが1番多くなりやすい反則。 ・ブロック側にワンタッチが無いか確認。 |
ネット上でのやり取りのそのあと | ・タッチネットが無かったか? ・パッシングも注意して見ます。 ・ブロック吸い込みが起きた場合のホールディングが頻発。 |
ボールのある方の選手の動き | ・レシーブの選手がワンタッチアウトしていなかったか? ラインズマンと確認 |
その他注意点 | ・他のコートからボールが入ったら即座に止める事。 ・ヤジや妨害行為は厳格に対応する事。 ・狭い会場では、コート周りの通行を制限して安全を第1にする。 ・タイムアウトや選手交代のタイミングを気に掛ける。 |
ジェスチャーのやり方
はじめに
- まず、どちらの得点になったのかを合図します。これが1番目です。
- 得点になったチーム側へまっすぐ横へ腕を伸ばします。
- その後に、インやアウトなど、何によって得点になったのかをジェスチャーによって示します。
- この後の項で詳しく解説します。
- タッチネットやワンタッチ、ホールディングなどの反則であれば該当者を指し示します。
- 指でさすのではなく、手のひらを上に向けて『あなたです』という感じで指し示します。
まず覚えたい基本ジェスチャー
- 試合開始前の準備完了を示す
- サーブ許可
- インボール
- アウトボール
- ワンタッチ
反則などのジェスチャー
- ホールディング
- ドリブル(ダブルコンタクト)
- オーバーネット
- タッチネット
- オーバータイムス
- サーブで線を踏んでいた時
- サーブがネットに当たっていた時
- サーブの時にポジションを間違えていた時(アウトオブポジション)
- パッシングザセンターライン
- インターフェア
メンバーチェンジやタイムアウトなど
- メンバーチェンジ
- タイムアウト
メンバーチェンジ
糸巻するように両手をくるくる回します。
タイムアウト
タイムを要求してきたチームがどちらかで右手と左手が変わる点に注意。
ウルトラマンタロウの『ストリウム光線』のような感じで胸の前で『T』の字を作ります。
その他のジェスチャー
- ノーカウント
- えどはるみさんのモノマネ
- ゲームキャプテンを呼ぶ
- 人差し指をキャプテンマークに見立てて胸の下あたりに一文字で示します。
- 副審、線審、記録、点示係などを呼ぶ
- 指さして手招き
キャプテンを呼ぶとき
試合後の動き
試合が終わったら、両キャプテンにサインしてもらいます。色紙とサインペンを用意ではありません。
記録用紙の【キャプテンの欄】に必ず署名をもらってください。