試合

試合の進め方

試合開始前

両キャプテンによるコイントス

  • ウォームアップを始める前に主審が両チームキャプテン立ち合いでコイントスを行う。
  • 勝った方のチームキャプテンがサービス権かコートを選ぶことが出来る。
  • 2セットで勝ち負けが決まらず、3セット目を行う際にもコイントスをして始める。
  • ここでスターティングラインナップ(通称:めだま)を副審に手渡す。

ウォーミングアップ

  • 試合前に公式ウォームアップをすることが出来る。
  • 1チーム3分使うことが出来るが、両チーム合同で6分の乱打も選べる。
  • 会場の制限時間や連戦でアップがいらないと判断されることもある。

整列からのコートイン

  • 全員整列し握手を交わしてスターティングポジションに入る。
  • 控え選手と監督はベンチへ座る。
  • 副審に背番号が見えるようにして了承を得る、間違えている場合でもペナルティーはないが、よく確認して遅延無いように心がける。

競技参加者の権利と義務

  1. 全員尊守の権利と義務
    • 競技規則を理解、尊守し、試合中は常にフェアプレーを心掛ける。
    • 監督とチームキャプテンは、チームの規律を正す責任がありそれを心掛ける。
    • 試合中、監督と交代選手はチームベンチにいなければならない。
    • 競技参加者は試合中でも、ベンチにいる限りコート内に指示や声援を送ることができる。
  2. 監督の権利と義務
    • 監督は試合中、記録席に最も近い席に座り、タイムアウトなど競技中断の際に立ち上がり指示をしても良い。
    • 監督は副審に対して選手交代およびタイムアウトを要求することが出来る。しかし、選手としてコートに立った際にはその権限を失う。
    • 監督であっても、審判団の下したジャッジに対して異議を申し出ることがあってはならない。質問はチームキャプテンから求めること。
  3. チームキャプテンの権利と義務
    • チームキャプテンは試合前にサーブ権のコイントスと記録用紙にサインをする。
    • チームキャプテンは試合中コート内にいる限り、主審または副審に対して選手交代やタイムアウトを要求することが出来る。
    • 主審に対してルールの解釈についての質問はできるが、異議を申し出ることはあってはならない。
    • チームメンバーのポジションのやサーブ順番の確認をすることができる。
    • チームキャプテンが選手交代でコートの外へ出る場合には、代わりにチームキャプテンを指名しする。コートへ復帰した場合は自動的にチームキャプテンへ復帰する。
    • 試合終了後、速やかに記録用紙の内容を確認、サインをして結果を承認する。
  4. ユニフォームや服装
    • 選手のユニフォームは上下ともに統一された色と形のものを揃えておく。
    • ユニフォームの前(胸部)の中央に10cm以上と後ろ(背中)の中央に15cm以上かつ、文字の幅を2cm以上で異なる番号を付ける。
    • 大会により1~8の番号や1~99の指定がある場合もあるが、ビブスで対応したりもできる。
    • チームキャプテンマークとして胸部番号の下に横8cm縦2cmのキャプテンマークをつける。腕章で代用する大会もある。

試合中

試合中の試合が止まっている間であれば、チームキャプテンもしくは監督からタイムアウトや選手交代の要求ができる。

監督は副審に、チームキャプテンは主審、副審どちらでも要求してよい。

タイムアウト

  • タイムアウトは1セットに2回まで
  • タイムアウトは30秒
  • 2回連続60秒も可能
  • タイムアウト中は全員コートの外のベンチへ移動すること。

選手の交代

  • 選手交代は1セット4人まで
  • コートの中の年齢や性別などが合わない交代は原則できない。例外を除く。
  • 入った選手と交代できるのは、その選手と交代して出た選手だけ。
  • 2~4人まとめて選手交代も可能。この場合、何人交代するかを申告しないと1人交代して1プレー挟む必要が出てしまう。

選手が負傷した場合

  • メディカルタイムアウトは交代選手がいない場合に3分間
  • メディカルタイムアウトは1人1回まで。
  • メディカルタイムアウトとタイムアウト2回連続の最大4分間で交代選手がいない場合は失格となる。
  • 選手交代で治療して復帰することも通常の選手交代の範囲内でできる。

例外的な選手交代

  • 例外的な選手の交代は、選手交代にカウントされない。
  • 例外的な選手交代をした負傷選手の復帰は認めない。
  • チームの中の若い年齢区分の選手が負傷した場合、高年齢区分の同性の選手で交代できる。
    • 例1)40代男性、50代男性、40代女性、50代女性のチーム構成で
      • 40代男性が負傷した場合、50代男性で交代可能。
      • 50代男性、50代男性、40代女性、50代女性のチーム編成になる。
    • 例2)40代男性が選手交代で入って負傷した場合、交代選手はもともと居た40代男性なのだが、もう戻れない。
    • 例3)選手の交代をもう4回終えている場合は、例外中の例外で高年齢区分の選手と交代できる。
      • 高年齢区分の選手が不在の場合、仕方がないので同年齢区分をコートに戻す。
  • 高年齢区分の選手が負傷した場合、若い年齢区分の選手との交代は認めない。つまり失格。

要求が認められない場合

  • 試合のインプレー中。
  • サービス許可の合図と同時もしくは合図の後。
  • 監督とチームキャプテン以外の選手の要求。
  • 規定回数を越えた要求。
  • 選手交代がプレーを挟まない連続の場合。

非常時のプレーの中断

中断をした場合、ノーカウントでやり直しになります。

  • 隣のコートなどからボールが転がってきて、危険と判断した場合。
  • 重大な事故が起きた場合。
  • 地震発生などやむを得ない場合。

コートチェンジ

  • 1セット目が終了したら、コート外周を左回りで回ってベンチへ引き上げる。
  • この時、チームベンチも移動してチェンジする。
  • 2セット目が終了し、1対1で3セット目を開始する際に、両キャプテンによるコイントスでコートを決める。
  • 3セット目はどちらかのチームが8点取ったところでコートをチェンジして直ちに再開する。
  • 3セット目に8点取ったにも関わらずコートチェンジをし忘れて、誰も気が付かなくても、気づいた時点でコートチェンジして再開する。

試合終了

全員で整列して左回りで相手選手と主審、副審に握手してチームキャプテンは記録用紙を確認サイン

『めだま』も回収して撤収となります。