サーブ練習と様々なサーブの打ち方
手のひらはグーよりパーで
手をグーにして打つよりも、パーで打った方がいいです。
パーでは届かないかもしれませんが、絶対届くようになります。
まずはネットを越えることが第1目標です。
届かない場合はサーブラインよりも前で打って構いません。
力いっぱいで打って、たまたま届くよりも、どう打てば良いのか、ちゃんとわかる方が先です。
最終的に、相手コートのエンドラインまで届くことを目標にしていきます。
100本打って100回入れる
理想は100発100中です。
もちろんチャンスサーブばっかり打っていたら、勝てる試合も負けて終わってしまうかもしれません。しかし、4人が1回づつサーブミスしていてもなかなか勝てないでしょう。
まずはサーブの失点から無くしていきましょう。
サービスエースをねらえ!
ソフトバレーボールでは、空気抵抗が思わぬ変化を生むので、山なりのチャンスサーブでもサービスエースが取れることもあるでしょう。
無回転のサーブも取りにくいのですが、ネットすれすれの低い弾道からチャレンジしてみましょう。
ネットに当たるとダメですが、相手にとってギリギリはかなり取りにくいです。
前衛の二人のちょうど真ん中って、意外と穴場です。お見合い多発地帯になっています。
ここまで出来れば、もう完成でいいです。
もっともっとを望むなら、多彩なサーブ、変態サーブを身につけると120%楽しくなるでしょう。
多彩なサーブ
無回転サーブができるということは、手が叩きたいところを叩けている練習の成果です。
- 無回転サーブ
- ボールが回転しないことで空気抵抗により手元で急に変化する。
- 落ちる、伸びる、曲がるもコントロール可能。
- 打ち方
- よく『芯を打ち抜くように』などと表現されますが、よくわかんないですよね。
- 手がボールに当たったら、後ろに引いてみてください、うまくいきましたか?
- まん丸なボールの中心や、もっと奥側を叩くイメージで打ち、手を引いて感覚を掴んでみてください。
- 無回転になってきたら、今度は手を引かずに奥まで押し込んでドンと押し出してみてください。変化の仕方は変わりましたか?
- ジャンプフローターサーブ(ジャンフロ)
- ボールの軌道がより直線的になり、より強いサーブが打てる。強く打ってもアウトしずらい利点があるが、習得が難しい。
- スパイクサーブ(ジャンプサーブ)
- ほとんどのスパイクサーブはドライブ回転している事が多い。
- スピードは最速なのではないだろうか?
- ソフトバレーのボールの特性上、思っている軌道よりも前に落ちやすいので、オーバーハンドで捌くつもりで1歩2歩前に出た方が取りやすいかもしれない。
- 実は落ちずに伸びる事もなくはない。
- アンダーサーブ(アンダー)
- 下から打つサーブ、ブロックで仕留めるために前衛に戻る時間を稼ぎたいなど使い道はある。
- 相手にとっては「絶対にミスできない」という心理的プレッシャーも与える。
- ミスを誘う効果も無いとは言い切れない。
- ドライブサーブ(ドライブ)
- 強烈に縦回転をかけて予測軌道のはるか前に落ちるサーブ。
- とはいえ1歩2歩前に出る事ができるかがカギになる。
- ネット際に落とす弱いサーブ
- 後ろばかりを狙ったサーブの後、不意に入れると効果的。
- ネットに当たると思ったら、浮き上がって入るサーブ
- 浮き上がりの幅は数センチだろうが、不意に入ってくるので、初見では対応不可能。
- 打ってくる選手を観察しても、よくわからない。
- 打ち方
- 観察中、続報をまて。
- 戻ってくるサーブ
- サイドラインを割ったボールが空気抵抗で最後はコートに帰ってくる。
- これはバレーボールでは滅多にないと思います。
- 慣性の法則を無視した厄介なサーブです。
- 打ち方
- まず、サイドラインいっぱいに入るように狙いを定めます、意識はそこに向けておきます、そこに帰ってきます。
- その狙いのまま、ミートするポイントをボールの中心からわざと少しオフセットさせてアウトになるように仕掛けます。
- ボールはアウトになる軌道を描いて狙ったところまで帰ってきます。
- エンドラインまでアウトだと思わせて、急降下するボール
- ドライブ回転だと落ちるんだろうと予測できますが、無回転で伸びていくのにエンドラインまで来ると急に失速して落ちる無回転サーブ。初見では見破るのが困難。
- 1度これが決まれば、どんな無茶なサーブも取らざるを得なくなりテンパります。
- 打ち方
- シークレット
- ボールが変形するほどの回転を掛けた変態サーブ
- サーブレシーブが回転に負けてしまい、ボールがどこに飛んでいくかコントロール不能。
- 回転方向に大きくカーブしてくるので厄介。
- コツを掴めばアンテナの方向から入れる事も可能。さらに対処不能。
- 打ち方
- 身体の丈夫なパワーヒッターであればあるほど回転がきつくなるようだ。
- ボールの外側に指を引っ掛けて回転を掛けます。
- ゴムボールなので力が強いほど指を引っ掛ける事が出来ます。
- 慣れればあらゆる回転で襲い掛かっていける。
- ボールが変形するほどの回転を掛けた天井サーブ
- 下で待っていても、どれだけ曲がるのか予測不能。
- 落下点で待っていても無意味。
- 普通にラインの外から戻ってくる。
- 縦回転であれば、エンドラインを越えてから、後ろから戻ってくるので後ろ向きで構えていたいくらいです。
抽象的な表現になってしまいましたが、『コツをつかむ』が反復練習です。
色んなサーブに挑戦してみてください。
他にも、まだ見たことが無いサーブはまだまだ在りそうです。